皆様、お疲れ様です!
前回は理念といった抽象度の高い話をしましたので、そこから少し具体性を出し、各事業で抱えている課題を共有しようと思います。
各業務を遂行しながら、様々な課題に対して取り組んでいると思いますが、LIFは事業が多いため、会社視点で見たときの各事業のマクロ課題が何かを共有することで、そのマクロ課題からブレイクダウンして各自の業務に結びつけていただけると嬉しいです。
※動画事業の課題については保留とさせていただき、店舗事業・広告代理店事業・人材紹介事業の3つについて記載します。
店舗事業
解くべき課題(ISSUE)
- 仙川スタジオの運営健全化はどうすると良いのか?
- 2店舗目は開業できるのか?
仙川スタジオの運営安定化はどうすると良いのか?
1.シフトの安定化
2.評価制度の構築
3.職務内容の明文化
4.PDCA(目標/振り返り)_日々の業務の交通整理
2店舗目は開業できるのか?
1.事業計画BS/PL/CFと資金繰り計画の精緻化
2.内見目標数と評価軸とスケジュールを作成
3.人材要件と採用・教育スケジュールを作成
店舗事業のみ細かく説明加えます。
【店舗事業の問い:なぜ多店舗展開が必要か】
・売上が増え、1店舗あたりの管理コスト(固定費)が下がる、だから利益率が上がる
・売上総量が大きくなり、利益率が上がるから潤沢な資金を確保でき、安定した経営に繋がる
・ある店舗の一時的な売上低下や人材不足を補い合うといったリスク分散化ができる
・一つのマイルストンとして3店舗の運営を目標とする
ISSUE【多店舗展開を成功させるためにはどうすれば良いのか?】
■仙川スタジオ(既存店舗)の運営の安定化はどうすれば達成できるか?
▼既存会員の継続率の向上(解約率減少)
●サービス品質の向上
・従業員の定着率の改善
・従業員のスキルアップ
・従業員の勤労意欲アップ
・顧客毎に合わせた細やかな接客のためのリソース確保
▼新規会員の入会数向上
●リード獲得数の増加と入会数
・従業員のチラシ配りのリソース確保
■ 新規出店はどうすれば2024年4月に開店できるか?
▼新規出店資金の確実な調達
●適時適切な金額での資金調達
▼最適な物件の確保
●内見候補リスト化のスピードアップ
●十分な内見数と検討期間の確保
▼求める人材像のスタッフ採用とイントラ採用
●人材要件の明確化
●スタッフ教育の実施
広告代理店事業
解くべき課題(ISSUE)
- 利益率はどうすると改善されるのか?
利益率をどうすると改善されるのか?
1.サービス範囲の明文化
2.各職能の業務範囲の明文化
3.運用者の担当店舗数増加
人材紹介事業
解くべき課題(ISSUE)
- 集客はどうすると安定するのか?
集客はどうすると安定するのか?
1.求人媒体の運用力向上
2.メディア構築
3.自社LPによる集客数の向上
「issueが本当に解く必要のあるものか」や「issueが解決される事で結果何に繋がるのか」といった疑問もあると思いますので、各事業責任者に聞いてみてください。
各事業においてより良い状態に持っていくため、理想と現状のGAPを把握し、一番影響が大きいISSUEを設定。
立てたISSUEに対して、どんなアプローチで解決するのか、枠組みを抽出。
ここで重要なのが、ISSUEは問い(疑問文)にすることです。ISSUEで出た質問に対して枠組みを作って解決する。
枠組みで出た一つ一つの論点に対して、採用・育成・マニュアル化(仕組み化)・効率化・各事業の有効な施策を行うことで、マクロ課題とミクロ課題が繋がり、全体として良い方向へ進みます。
また、ISSUEを解決する方法を、コントロールできない項目にすると、達成できないため、あくまでもコントロールできる範囲の内容にする事が大事です。
自分の一番の課題(ISSUE)は何なのか?考えてみても良いと思います。

そもそもなぜマクロから考えないといけないのか?
国を例に上げると、国はお金を刷り、国民の経済活動によって生まれた収益の一部を納税という制度で集め、集まったお金で医療や福祉や軍事など社会が良くなるようにお金を使うような構造になっています。(実際に社会が良くなっているかは別問題ですが。)
会社も似たように、経済活動に参加し売上を上げ、会社のコストを抑えることで利益が創出され、一人一人の従業員に還元される構造になっています。
そのため、「私は頑張っているから給与を上げてほしい!」というのは願望であって、構造を理解しておらず良い意見ではありません。
一方でそんなに金金で生きるのは嫌だ!という意見も出てきますが、お金を重視するのではなく、株式会社というものを理解しましょうという事です。ルールを知らないとスポーツが成り立たないように、会社のルールを知ることがスタートラインなのです。夢やロマンというのは、その環境やルールを理解しないと実現することは難しいと思っています。
スノーボードのプロになるために、南国に行く人はいないと思います。環境を理解し、適切な判断をするように、仕事も同じです。
ロマンとソロバンという言葉があるように、どちらも大事だと思います。
夢やロマンを叶えるために、そして自分たちの現在地を知るために、数字を活用するのが有効な手法だと思います。
数字だけの話をすると、会社で求められるパフォーマンスは、①売上を上げるか②コストを下げるか(利益率を上げるか)の2択です。
※コストを下げるかとコスト意識が強くなると、稼働率を上げる生産性を上げるという施策が漏れてしまうため、利益率を上げるも同義として記載しております。
人に向き合うのが得意だから人に寄り添って部下を育てた結果、利益率が上がったりします。専門スキルを高めることで売上を大きく上げることもできます。
全てのアクションが2つのどちらかに結びつけることが会社では評価される行動になります。
(NPOやNGOなど別ルールで動く組織もありますので、あくまでも株式会社の話になります。)
しかし、グレーな事を行なって利益を出すもの、また違います。そのため、数字より上位概念に理念(ミッション)やビジョンがあるのでしょう。
各自の業務(ミクロ視点)が会社の成長(マクロ視点)と繋がるように何か気になっていることや不明点があれば私に聞いてください。
1on1という形でお話しするもの大歓迎です!
それぞれ自分の課題から会社成長に紐づけることができ、適切なアクションと見合ったリターンが得られるようにしていきたいです。
まだまだ小さな会社ですが、みんなで力を合わせていければと思います。

コメント