2024年の抱負について

皆様、明けましておめでとうございます。本年も変わらずよろしくお願いいたします。

2023年は少しばかり人も増えて皆さんからたくさん学ばせていただき本当に感謝しております。
「よしっ!俺できてるな!」と思ったら、別の事象で「あぁ、そうしたら良かったな…」とジェットコースターのように感情が動き年齢関係なく周りの方の行動を見てたくさん勉強させていただきました。特に事業面より組織面。人間関係や人について。

いつまで経っても完成した自分というのはおそらく訪れないのだろう、むしろ【できない→できる】のプロセスが永遠と続くと思い、いつまでも赤ちゃんからお年寄りまで全ての方から学んだ方がお得だなと思い、心を鎮静化させた1年でした。

そして、年始早々に地震が起きYoutubeで現地映像を見ると下敷きになった親族がおり泣いている方を見てとても胸が締め付けられました。その後に、飛行機の事故が起き電車の中で包丁で数人を刺す事件が起きたり、好きだった経済評論家の山崎元さんがお亡くなりになり、悲しい気持ちと宮崎駿監督の”君たちはどう生きるのか”という深い問いを自分に対してくらいました。

話を戻しますが、タイトルにある2024年の抱負について、僕自身毎年1年の振り返りをドキュメントにまとめて毎年振り返りをしているのですが、振り返りに関して直近1年で何があったかを棚卸しを行い何ができて何ができていなかったのか振り返れることで良い点と改善点が可視化され今後のアクションに反映することで未来が変わると意味があったのだと思いますが、2024年の抱負については無意味まではいかないとしても振り返りほどの意味合いは薄いと感じています。

かの有名な元マッキンゼー日本支社長の大前 謙一氏はこのような言葉を残しています。

人間が変わる方法は3つしかない。

1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。

この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。

決意することで気持ちを高めるという行為自体は目指す姿へ進む上で人によっては大事かもしれませんが、結局は上記の3つを変えないと意味がないよという事を示唆しているのでしょう。(付き合う人を変えるなんていうのはちょっとドライだと思いますが、自分を変える手段としては正論ですね。)

絶対痩せるぞ!と決めたが、一時的に痩せてまた戻るなどその典型だと思いますが、そんなことはみんな分かってると思います。
私自身も頭では分かっていても、煩悩により自己嫌悪する瞬間は多々あります。
しかし、それで良いと思うのです。
完璧な人間はいない事を歴史が証明しています。
歴史に名を残すような人でも人様に言えない醜態を晒してしまうような事をしています。

17世紀のフランスを変えたフランス革命の元になった、社会契約論を唱えた思想家のルソーは、下半身を露出する性癖があるド変態だったとか、非暴力不服従を徹底して平和になる活動を続けたガンジーは裸の少女と寝ていたとか、そんな諸説がたくさんあります。(悟りを開くための修行の一貫だとか)

どの内容がどの程度本当なのかは定かではありませんが、時代によって当たり前は大きく変わり、王様が絶対と考える絶対王政の時代から国民主権の時代に変わったように良い悪いはどの時代の社会に生きるかで大きく異なります。

『こんな人がイケている』『こうなればモテる』のような価値観というのは、長い歴史から見るとほんのわずかな小さなトレンドにすぎず、そんな小さな事に捉われすぎて息苦しくなるより、どんな人でも許容する器を持ち自分のダメなところも愛でて、少しでも周りの人や社会に貢献できたら人生御の字だと思った方が気持ちは軽くなると思います。

話が脱線しましたが、時間・場所・人を変えることが自分を変える手法であるとともに、ありたい自分とは違う瞬間があれどそれもまた自分であり、それでも尚ありたい自分になりたがる自分もまた自分であり、矛盾を抱えることが人間であると自分自身を納得させています。

ニュートラルであること

とりとめのない話は続きますが、年末にYoutubeでイェール大学助教授の成田悠輔氏と東京大学教授の星加良司氏の対談動画を見ていて、ありたい自分であるためにはニュートラルである事が大事だなと思いました。

年を取ると若造がぁぁぁと、お金を稼ぐと貧乏人がぁぁぁと、イケメンになるとブサイクがぁぁぁと、マジョリティになるとマイノリティがぁぁぁと、ならないように、フラットであり偏りを作らない=ニュートラルである事を意識したいと動画を見てより感じました。

もちろん、欲は自分の中にありますが、なりたい自分へ近い人の意見に人は偏りがちです。そして意見の合わない人は無意識的に排するような感情が生まれます。しかし、そうなると本質を見誤ると思います。優生思想なんかはまさにその典型ですよね。

合わないなら関わらない程度で良いと思います。合わない人を陥れるような事をする必要はなく、それはただ自分はイケてるんだと肯定したいという個人的な欲求でしかない。個人の欲のために他者を傷つけるのは違うと思います。

また話がそれましたが何が善で何が悪なのかを考え続け、ありたい自分を探求するためにはニュートラルである事を強く感じました。

2023年の一番の学びは人と人の衝突を避けるのではなく次のステップへの必要なプロセスだと理解すること

最後に2023年の一番の学びを勝手ながら共有したいと思います。

それは、「人と人の衝突を避けるのではなく次のステップへの必要なプロセスだと理解すること」です。

僕は自分都合で捉え、人間関係の問題は避けたい。自分は得意じゃないから誰かに任せると、絶妙に正しそうな論理により合理的な判断と自分を納得させようと思っていました。

しかし、違いました。周りの人からそしてグロービスの授業で勉強をしていく中で、組織には段階的なステップが存在し、ぶつかる時期はどこかのタイミングでマストで訪れます。そして、これは得意不得意関係なく、汎用的なポータブルスキルです。つまり苦手だからは理由にならず、組織で活動する人であれば誰もが直面する現象なのです。

避けたいと捉えるのではなく、一致団結して同じ方向へ進むためのステップとして捉え、次のステップに行くためにどんな話をするのが良いのか考えた方が生産的であり、組織人格から求められる行動だと思いました。

終わりに

僕自身は去年から変わらず、自分を磨き続け(プロフェッショナルの追求)社会から感謝されるような事業を作るために多くの時間を使いたいと思います。
言わずもがな代表の自分が一番会社に貢献しないのは論外ですね。

2023年は本当にたくさん学ばせていただきましたが、私の立場は定性的な事なんかは求めらてはおらず、役割として求められるのは数字であり成果であり業績ですので、価値基準からずれず、大きな成果を残せるようにアウトプットの数と質、どちらにも拘りまた良かった1年だったと思えるようにしていきたいと思います。

今年からはこの社内報を順番に回して事業の状況であったり、組織をより良くするための提案であったり取り組みであったりノウハウ共有であったり、そういった内容をバトンパスしていければなと思っております。

追伸.
アイキャッチの辰年の画像は、1,100円でした。
辰が仲間を乗せているメッセージ性があると思い気に入って購入しちゃったので、辰年の画像だけ5.6回は見てください。

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