皆さん、メリークリスマス🌲🎅🎉
ふと社内報を見返してみると、会社として大事にしていることや事業上の課題を記事にしており、次に浮かぶ疑問は何かな?と考えていると、「事業が伸びていくとどんな組織になっていくのかな?」という疑問が浮かぶなと思いましたので、将来的に描いている1事業部における組織図について言及しようと思います。
組織作りにおいて一つ参考となる指標があり、この1年で組織人数が増えた広告代理店事業を例に説明します。
ちなみに、なぜ広告代理店事業なのかでいうと、店舗事業は初期費用が8,000万円かかり、ファイナンスが必要な点が組織作りにおいて大きな変数のため、自己資本比率やキャッシュフローなど財務状況を見ながら店舗展開しなければならず、広告代理店ほど早く大人数の組織になりづらい。人材紹介事業は直近100%が事業課題のため組織課題はまだきていない。動画事業は今後の見通しが明確に決まりきっていないため組織課題が生まれるか不明瞭。そういった理由から広告代理店事業を例に将来的な組織図についてお話しします。
1名あたり5~7名をマネジメントするのが目安
現在、広告代理店事業の組織は、マネージャー>リーダー>運用メンバーという構成になっており、リーダー1名につき4.5名の方を見ている状態だと思います。
これが何人まで膨れ上がるのかの目安が、1名あたり5~7名だと思っています。この指標の根拠は一般論であり、各事業の特性に合わせて柔軟に判断していきたいと思っていますが、将来を見通すためにざっくりの目安として把握してもらいたいです。
なぜなら、ゴールの見えないトンネルを歩き続けるのはしんどいですし、少し先の未来をざっくりと把握していないとどこに向かって歩けば良いのか分からず、そんな疑問がある状態で業務に取り組むのもスッキリしないと思います。(こういう問題はたくさんこれからも生まれると思いますので一つづつ解消してみんなで取り組んでいきたい。)
それでは、なぜ5~7名なのか。

一般的に50名の壁と言われる組織問題があり、50名を超えると管理・指揮するのが難しくなること指しています。
その50名の内訳というのが、5~7名のチームと7名のリーダーです。(7×7=49名)
1名がマネジメントする最大人数が7名というのが通説のようです。
なぜ7名までが限界なのか考えると、リーダーの時間の使い方を見ていくとわかります。
1週間で見てみましょう(8時間/日×5営業日=40時間)。
1週間でメンバーとの時間を1名あたり2時間だとすると、2時間×7名=14時間。
リーダー業務や自身の運用業務に1日3時間、3時間×5営業日=15時間。
その他業務(管理系業務やマネージャーやリーダー間との時間)に1日2時間、2時間×5営業日=10時間。
合わせて39時間ということで1週間の40時間を使います。
ビジネスモデルによって、どこにどれくらいの時間を割くかは変わりますので、あくまでも一般的な計算ですが、参考指標としてリーダー1名あたり5~7名見るというのが指標と思っていただくと良いと考えます。
リーダーは運用メンバー1名が見ることができる担当店舗数を増やすためにどんな施策ができるか考え、マネージャーはリーダーが見れる運用メンバー人数を上げるためにどんな施策ができるかを考えて実行する事になります。
広告代理店事業だと月1.2店舗増えており、今後の計画もある程度立てられると思いますので、直近半年をイメージしその時までに今何を整備すべきなのか想定しながら業務に取り組んでもらえればと思います。
もちろん、クライアントの価値提供レベルを下げたくはないので、とても難しいお題だと思いますが、マネージメントする立場の人の手腕が分かれる点でもあります。
クライアントへの提供価値レベルを上げていき、オペレーションを効率化し、一人一人の生産性を上げて、数ある広告代理店の中でも高い報酬を得る。という事を実現させていきたいです。
これが実現できる=知的生産業務が遂行できている証だと思っています。各分野における専門性も大事ですが、人生において汎用性のある知的生産性を身につける事は非常に重要です。
一人一人が考え小さな改善を繰り返していくことで実現不可能ではないと思っています。ただ一般論があるからどこかで考えることを諦めるから多くの企業や組織では一般論に着地すると思っています。
下図の7Sのように今後出てくる課題はありますが、考えることを諦めず、小さな問題も一つづつ解決し、理想とする状態を目指し、組織力を競合優位性にしていければと思います。


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